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本名は米倉正扶三(まさふみ)といいます。
西南学院大学文学部英文科在学中に演劇に目覚め、大学を中退して上京し1957年
「劇団民藝」に入団し、俳優としてだけでなく演出家としても活躍しましたが、
2000年退団しました。
映画「男はつらいよ」では、味のあるコミカルな役が印象に残っていますが、シリアスな
役まで幅の広い演技をこなす役者です。
著書『おとなになれなかった弟たちに…』は中学1年の国語教科書に採用されています。
また、絵師としても評価が高く、ボローニア国際児童図書展にて、1976年『魔法の使い方を
教えます。』で、1977年『多毛留』 で、2年連続グラフィック大賞を受賞しています。
昔、角川文庫の「夢野久作」の表紙の絵を描いていましたが、幻想的で耽美的な
作風でした。
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